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星との会話

  • 2008/07/18(金) 17:57:58

なぜ数学や物理を勉強しているの?

と聞かれたときに、僕が返せる答えは、自然と会話をするためだよ、くらいの言葉しか持ち合わせていない。

愛すべき友人達と話すのに便利な言葉は自然言語だが、自然と話すのには残念ながら自然言語では事足りないのだ。

力学の発展の歴史が、天体の運動の解明に沿って進んでいるのが、とてもロマンチックなことに思える。

今からしては遠い昔、夜空の下の家屋を満足に照らす明かりも、その灯の下で読むべき物語も持っていなかった人々は、だけども今よりもずっと綺麗に空に映る星々の輝きに恵まれていた。

毎晩夜空を見上げては、時には煌めく星の一連に名前をつけて親しみ、時には星々の見せる気まぐれな態度(例えば外惑星の逆行現象など)に心を悩ませたのだろう。

愛すべき星々のことをより良く理解し、より楽しく星々と会話をするために、コペルニクスやケプラーを代表とする当時の人々は、星空と話す為の言語を追い求め、そうして発展した言語が、力学なのだ。

遠くはなれ、一度も肌を合わせたことの無い恋人の為に、何百年、あるいは何千年の時間をかけて培われた言語としての力学を眺めていると、人々と自然との間の壮大な恋愛物語をまぶたの裏に浮かべてしまう。

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